就活・転職

NTTコムウェア【評判・年収・学歴・採用難易度・競合他社・強み・弱み・事業内容全部解説】【2021年SIer研究】

更新日:

➤良かったらYoutubeもチェックしてみてください。

◆NTTコムウェアの会社概要

・NTTグループを主要顧客とするSIer
・NTT主要8社の一角
・売上高1758億円、従業員数6047人

「NTT~」に対して、システムを開発し、保守する事業を長年行ってきた。詳細はのちのち説明しますが、NTTグループ以外への外販も行っている。

NTT主要8社のうちの一角を占める企業。売上高は1758億円で、従業員数は6,047名。NTTグループを代表する大企業。2021年夏に、NTTドコモの完全子会社となる。ちなみにこの会社のホームページの事例紹介は、今まで見てきたSIerの中でもトップクラスに親切で分かりやすい。(頼むからアクセンチュアもこれくらい分かりやすくシンプルにしてくれよ………。)

売上高を見ると、準大手から中堅という位置づけのSIer。特別大きいわけでもないが、小さくもない。従業員数を見ると、大手SIerと呼べるような規模。正直、売上高1758億円のSIerとしては従業員数は多い。従業員数のデータは、単体か連結かは不明。しかし、コムウェアグループが3社しかないこと、コムウェア本体以外の2社の社員数は合計で500人もいないことを考えると、連結であったとしてもコムウェアの社員数は同業他社と比較して多い。

◆NTTコムウェアの事業内容

いわゆるSIerと呼ばれる企業。ITシステムを構築し、顧客に提供する仕事。顧客は大きく2種類に分かれる。①NTTグループのITシステムを担う、②NTTグループ以外の公共、金融、民間にシステム開発を行う。売上のうち、NTTグループ内が7~8割、グループ外が2~3割となっている。

NTTコムウェアが歴史的に担ってきた事業は、①のNTTグループのシステムを担う部分である。長年、NTTの基幹業務システムやネットワークシステムを構築してきた。具体的には、日本にある3000万本の電柱をはじめとする通信設備を管理するシステム、5000万を超える電話加入者情報を管理する世界有数の大規模システムの開発・運用、6000万人の携帯電話ユーザーを支えるネットワーク監視システム等がある。

NTTコムウェアの事業は、グループ向けにとどまらず、②のグループ以外の公共、金融、民間にもシステムを提供している。外部の案件で、NTTコムウェアが得意としているのは、金融系、特に大手をはじめとする銀行証券業界・生保業界。ここで気づいた方もいるかもしれないが、この②の事業は、がっつりNTTデータと競合になっている。そして近年、NTTデータも、①のNTTグループのシステムを担当することもあり、バチバチに競合しそうな予感。

◆NTTコムウェア【強み】

①圧倒的ホワイト指数
②NTT各社との強固な関係

圧倒的ホワイト指数

平均勤続年数25.5年
平均残業時間12.5時間
有給取得率98.5%
平均有給日数19.7日


平均勤続年数25.5年は、四季報掲載約1300社の中で第2位。日本平均は12.1年であり、かなり驚異的な数字。これだけ大きな企業規模で、ある程度の年収と福利厚生、終身雇用を担保しつつ、これらの数値を並べられる企業は、私の知る限りほとんどない。

NTT各社との強固な関係

➤公益性が高く、大規模なシステムの開発保守を安定受注。
当たり前すぎるので割愛したいが一応解説。NTT主要会社(特に東西コム)の大規模システムを担当できる。電話や通信等、社会のインフラを守る公益性の高い事業が中心である。簡単には携われない大規模なシステムである。

NTTデータ等の大手SIerでも大規模開発はできるが、顧客が膨大で、ビジネス創出系の仕事も多い。大規模な公益性が高いシステムを安定的に受注できて、それらの仕事を担当できる可能性が極めて高い点は、就活で差別化要素になる。


➤NTT東西、コムと共同で外販
コムウェアのメリットは、通信系で圧倒的なNTT3社と一緒に製品を開発・提供できること。正直キリがないので、キーワードだけ提示します。志望動機等で語りたい方は、概要欄のHPへ。もっとたくさんあります。

①NTT西日本の「光BOX」と、コムウェアが開発したアプリのコラボ。
参考記事
②コムウェア開発のビジネスメッセンジャーアプリ「シャナインTALK」を、NTTグループ内の通信企業が、通信回線とセットで販売。
参考記事
③コムウェアのサブスク事業管理システム「Smart Billing」と、コムのプラットフォームとの連携。
参考記事①参考記事②

◆NTTコムウェア【弱み】

①落ち込む売上
②伸び悩む外販
③苦しいビジネスモデル

▷落ち込む売上

2001年時点での売上高は4300億円、従業員数は9000人。この時コムウェアの社長であった松尾氏は、2006年までに売上高8000億円を目指すと述べた。

しかし、蓋を開けてみると2003年3700億円。2013年から2020年に至るまで、2000億円を割り続けた。9000人いた社員も今では6000人まで減少。会社の規模は縮小の一途を辿る。2022年の目標を「売上高2000億円」としているあたりに衰えを感じる。

▷伸び悩む外販

売上高の減少に付随するが、NTTグループ以外へのシステム販売が伸び悩んでいる。NTT向けのSI事業に依存してきたNTTコムウェアは、外販の拡大が長年の課題であった。2001年、売上高4300億円の内、外販割合は20%。経営陣はさらなる拡大を目指すと述べていた。

しかし、2018年のNTT向けSI事業は、全体の8割強。つまり外販は20%以下。拡大が見られないどころか、むしろ縮小。売上額も当然減少。

▷苦しいビジネスモデル

ここまで見てきたように、売上高全体が落ち込み、外販も失敗と言わざると得ない。ただし、この状況はNTTコムウェアのビジネスモデルの影響が大きい。

NTTコムウェアは、NTT主要企業の事業を支える役割を担ってきた。つまり、NTT主要企業のためを考えるなら、安い価格で、良いシステムを作るべきなのだ。NTTコムウェアとNTT主要企業の利益は必ずしも両立しない。また、外販も、同じNTTグループのNTTデータと競合になってしまう。NTTコムウェアは、ポジション的に難しい立場にある。

▷今後の方針

それでも、バランスの取れたポートフォリオを組み、事業を拡大するという目標は変わらない。将来的な売上高は、「売上高3000億円」「構成比は、NTT東西とNTTコミュニケーションズが全体の3割、他のNTTグループが3割、一般市場が3割」を目指している。ここ20年の様子を見てると、将来性に期待できないと言われても仕方がない。ドコモの子会社となって、どこまで巻き返せるだろうか……。

➤外販拡大を目指す中で試行錯誤の過程にあるコムウェアが、逆説的に様々な領域に挑戦していることは一応補足したい。特に以下の領域が面白い。
【画像認識AI「Deeptector」】
産業向けの釘の異常検知等や、ドローン等を利用した社会インフラ保守点検業務にも利用できる。道路の路面点検もこのAIで可能。このAIと4足ロボットを組み合わせて広大な公園を点検するPJもあった。ロボットがカメラを積んで広大な国立公園を巡回。写真を送信し、AIで診断。人間なしで異常検知。正直めちゃくちゃ面白そう。ITに馴染みのない方には、イメージできないと思うので下に画像を引用します。

出典:https://news.mynavi.jp/article/20210315-1807787/


◆NTTコムウェア【年収】

coming soon…

◆NTTコムウェア【残業時間】

12.4H(公式
・22.5H(OPRNWORK)
出典どちらも2021年7月12日時点でのデータ

公式HPを見ると最新の情報では、15.3時間以下。各転職サイトを見てもかなり短い数字が並んでいるため、信ぴょう性は高い。SIerとは思えない数字。ただし、内販と外販で事業部が分かれているため、部門による差はあるかもしれない。各自確認を推奨。

◆NTTコムウェア
【採用・就職難易度・学歴】

▷NTTコムウェア【採用人数・インターン】

2020年135名
2019年123名

出典:NTTコムウェア公式HP

業績は伸び悩んでいるものの、採用数は多い。インターンは、参加難易度が低い上に評判は高く、本選考の優遇もある。SIer業界自体の理解が薄い人にもおすすめできる。インターンは、参加難易度が低い上に評判は高く、本選考の優遇もある。SIer業界自体の理解が薄い人にもおすすめできる。

▷NTTコムウェア【就職難易度・学歴】

就職難易度【やや高い】
採用大学はかなり幅広いが、就活サイト等を見ていると、旧帝、早慶、MARCHが多い印象はある。また、NTTグループの主要会社とだけあって、興味を持つ学生自体は多いだろう。しかしながら、システムインテグレーターとしては、NTTデータや日系のメーカー、コンサル等、待遇の良い競合が多いため、高学歴層が第一志望にしているかどうかは怪しい。また、新卒の採用者数自体は100名以上いるので難関レベルではない。

採用大学一覧】←出典
北海道大学、公立はこだて未来大学、室蘭工業大学、東北大学、岩手大学、筑波大学、千葉大学、千葉工業大学、お茶の水女子大学、電気通信大学、東京大学、東京工業大学、首都大学東京、青山学院大学、学習院大学、慶應義塾大学、国際基督教大学、芝浦工業大学、上智大学、成蹊大学、聖心女子大学、創価大学、中央大学、津田塾大学、東京海洋大学、東京電機大学、東京都市大学、東京農工大学、東京理科大学、東邦大学、日本大学、日本女子大学、法政大学、明治大学、立教大学、早稲田大学、横浜国立大学、神奈川工科大学、埼玉大学、長岡技術科学大学、信州大学、静岡大学、静岡県立大学、名古屋大学、名古屋工業大学、三重大学、京都大学、同志社大学、立命館大学、大阪大学、関西大学、神戸大学、関西学院大学、神戸情報大学院大学、広島大学、広島市立大学、岡山大学、香川大学、九州大学、熊本大学、琉球大学、長野工業高等専門学校、舞鶴工業高等専門学校、高知工業高等専門学校、会津大学

◆NTTコムウェア【評判】

NTTコムウェア全体の評判はやや良いレベル。NTTグループの一員であること、NTTグループのシステム開発を担えること、この2点から圧倒的な安定性がある。年収もそこそこで、福利厚生も整っていてワークライフバランスもあり、大規模なシステムに携われ、クビにもならない。よって評判はそこそこ良い。  同社の働きやすさは、『就職四季報2020年版』(総合版)に掲載されている約1300社から抽出された「平均勤続年数が長い会社ランキング」で、平均勤続年数25.5年と、2位にランクインしたことでも裏付けられている。しかしながら、日本全体としてSIer事業はシュリンクする上に、NTTグループ内での特殊な立場もあり、極端な成長は見込めないと予想する。よって、待遇の大幅な改善もないだろう。若いうちにガンガン働いて稼ぎたい、スキルアップしたい人には不評かもしれない。

◆NTTコムウェア【競合他社】

NTTコムウェアの仕事は、NTTグループのシステムが中心なので、基本的に競合は多くありません。ただし、グループ外の仕事となると、SIer企業の多くが競合になってきます。競合になる大手SIerについて詳しくまとめた記事があるので、チェックしてみてください。→大手SIer20社完全解説

◆NTTコムウェア
【文系の具体的な働き方】

文系出身者の大半は営業職。マーケティングやコンサルティングといった専門的な知識を生かす部署につくのが少数。ただし、SEとして技術を磨くこともできる。はじめは開発したシステムの運用試験等から始まり、徐々にスキルを磨いていく。
参考記事

◆参考資料・データ元

以下全て2021年7月12日時点での閲覧。

➤会社概要
NTTコムウェア歴史
NTTコムウェア売上高・社員数
NTTコムウェア子会社一覧
組織図

➤事業概要
これまでの実績
仕事内容
外販では金融系に強み

➤強み
平均勤続年数
有給消化率・有給消化日数・残業時間

➤弱み
2001年の現状と社員数、2003年までの目標外販40%←2000年初頭NTTコムウェアのビジョンを知ることができるおすすめ記事。
2001年売上高、内販外販売上構成比
2006年までの目標
2003年売上高
2018年時点での内販外販売上構成比
2020年の売上高目標
▷まとめ
コムウェアのビジネスモデルがいかに難しいものかを示す記事←おすすめ記事


➤採用・インターン
インターン内容
インターン優遇

-就活・転職

Copyright© 【Breaking-Info】 , 2021 All Rights Reserved Powered by STINGER.