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SIer業界別売上シェア【公共ランキング・金融ランキング・法人ランキング】

更新日:

◆SIer金融ランキング

1位 NTTデータ 15.6%
2位 富士通     9.9%
3位 日立      9.8%
4位 野村総研    8.3%
5位 日本IBM   7.2%

▷解説
・金融分野では、NTTデータが圧倒的な強さ。代表的なのは、日本最大のカード決済ネットワークである「CAFIS」、地銀の勘定系では40%のシェアを占める「地銀共同センター」。

・日本IBMで有名なのは、「Chance地銀共同化システム」。NTTデータの「地銀共同センター」は、預金や振り込みなどのトランザクション件数に応じた従量制の料金体系を導入しているが、一方のChanceは定額制。そのため、利用件数の多い大手の地銀はIBMのシステムを使った方がお得。地銀再編の動きに伴って、NTTデータのシステムからの移行が起こっていると噂。

・日立は、北米のシリコンバレーに「金融イノベーションラボ」を創設し、FinTech技術の情報収集と研究開発を行っている。地銀の勘定系では、NTTデータ、日本IBMに次いでシェア3位。 システム名称は、地域金融機関向け共同アウトソーシングサービス「NEXTBASE」。

・NTTデータ、富士通、日立、NEC、日本IBMの日本TOP5社に唯一食い込んだのは野村総研。NRIの証券会社向け総合バックオフィスシステム「THE STAR(スター)」は、日本の証券会社の標準装備とも言える。価格が高く、SBI証券の社長にキレられていた(笑)。

◆SIer公共(官公庁)ランキング

1位 富士通    24.0%
2位 NTTデータ  16.1%
3位 NEC        15.3%
4位 日立              11.8%
5位 日本IBM    4.3%

▷解説
・SIer業界の大御所TOP5が順当にランクイン。この5社だけで官公庁のシステムの70%以上を作っている。

・公共・金融・法人全ての中で一番の寡占業界。大規模かつ信頼性の高いシステムを作れる会社は多くないため、当面この状態は続くと思われる。ただし、NTTデータは昨今の接待問題を受けて、公共系のシステム受託に支障が出る可能性はある。

◆SIer公共(インフラ・医療)ランキング

1位 富士通        14.6%
2位 日立        9.4%
3位 日本IBM      8.9%
4位 アクセンチュア    5.5%
5位 NTTデータ     5.4%

▷解説
・業界TOPの富士通は、インフラ・医療でも大きなシェアを持つ。今後伸びるヘルスケア領域では、様々な取り組みが進行中。医療IT戦争の主要プレーヤー。

・インフラ・医療でTOP5に食い込んだのはアクセンチュア。現在のこの業界の市場規模は大きくないため、成長中のアクセンチュアもランクインできたのだろう。世間の人気ほどSier業界でシェアはない。

◆SIer法人(製造業)ランキング

1位 富士通    10.2%
2位 NEC               8.2%
3位 NTTデータ       6.3%
4位 日立                6.2%
5位  TIS                4.6%

▷解説
・製造業系システムは、業界全体の市場規模が大きく、シェアも分散している。ここにはランクインしていないNSSOL等も、製造業系で有名なのは、シェアがいかに分散しているかを示している。

・TOP5に食い込んだTISは『LinDo Applications』という製造業向けに特化したシステムを持つ。TISを知らない人も多いが、クレカ、デビット系システムで日本TOPのシェアを占める大手Sier。アクセンチュアと対照的に知名度が追い付いてない印象。

◆SIer法人(流通・小売)ランキング

1位 富士通      13.1%
2位 NEC          8.2%
3位 日本IBM         6.3%
4位 日立                6.2%
5位 野村総合研究所   4.6%

▷解説
・製造業同様、シェアは分散傾向にあるが、王者富士通はここでも安定して強い。

・流通・小売で大御所TOP5に食い込んだのは野村総研。要因は主要顧客(根雪)であるセブン&アイホールディングス。セブンとNRIの強固な関係は就活生なら誰もが知る所。

◆SIer法人(通信・メディア他)ランキング

1位 富士通     10.1%
2位 日本IBM      6.9%
3位 日立        6.0%
4位 NEC              5.9%
5位 NTTデータ   5.7%

▷解説
・SIer業界の大御所5社がまたもTOP5を独占。ただし、法人部門の特徴であるシェアの分散は例外なく存在。通信・放送業界に強いCTC(伊藤忠テクノ)も面白い。

◆データ元

Gartner, “Market Share: IT Services, 2018”, Dean Blackmore et al., 8 April 2019 ガートナーのデータを基に富士通が作成したデータ。富士通が分析したガートナーのデータは、登録しないと見ることができないようになっている。
富士通のデータはこちら

NTTデータは自社の順位のみを公開している。分析のデータもとは同じくガートナーのデータ。
NTTデータはこちら

今回は活用していないが、IDCにも詳細なデータがある。ちなみにデータが記載されたレポートの価格は54万円(笑)。
IDCのデータはこちら

金融:地銀の勘定系システムの状況
こちら

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