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電通国際情報サービスの企業研究【強み・弱み・採用・残業・年収・完全解説】

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◆会社概要

➤電通GのSIer。単体でも上場しており独立性もある。
➤準大手、中堅クラスのSIer
➤売上高 1006億円
➤従業員数 1519人(連結:3117名)

電通GのSIer

単体で上場もしているが、依然として株式の60%を電通Gが所有しており、電通関連の案件が多いのも特徴。もちろん、電通G以外にも顧客を持つ。

電通との力関係

一定程度上下関係はあると推測。現役員の半数と前社長の釜井氏は、電通出身。転職サイトの口コミを見ても、電通からの天下りは存在しそう。ただし、現社長名和氏、副社長上原氏はISID出身であり、プロパーでも普通に経営陣に入れる。

※IT企業全般歴史が浅く、一見親会社の天下りに見えるものの、プロパーの50代60代がまだいないだけパターンもある。その点は注意。

準大手・中堅SIer

➤売上高1006億円
➤従業員1626人

売上高と従業員から見る規模感としては、準大手~中堅のSIerという表現が妥当か。国家レベルの大規模なシステム開発をバンバンできる規模感ではないが、国内ではある程度名前の知れたSIer。子会社もいくつか持っており、連結すれば3000人規模になる。肌感だが中途入社が多い。

【業界の売上高目安】
・富士通3兆、NTTデータ2兆
・NRI、CTC5000億
・SCSK、NSSOL3000億
・ISID、オービック1000億

◆事業内容

システム開発の企画、開発、PM
①金融事業
②製造業事業
③電通事業
④汎用性のある人事・会計系事業

システム開発の企画・開発・PM

ITシステムの開発、導入支援、要件定義と幅広く行う。マネジメントが中心となる大手SIerよりは、コーディングの経験を語る社員も多く、エンジニアとしての業務の幅は広そうな印象。

ただし、一次請けの多いSIerであるため、ボリューム層はマネジメント層のSEと予想。新卒採用サイトに登録するとかなり多くの社員の情報、動画が見れるので必須。OBOG訪問はないので注意。もちろん営業もいるが、社員の4分の3はSE。

金融ソリューション事業部

多様な金融システムを提供。金融に新規参入する他業界企業も顧客。実績が豊富で、金融システム領域で一定のプレゼンスがある。ただし、売上高はここ5年横ばい。営業利益は減少傾向。

製造ソリューション事業部

製造業の業務全般に幅広くシステム提供。ISIDの大きな強み。将来性◎。売上、利益額ともにISIDの成長を牽引している。

コミュニケーションIT事業部

電通Gへのシステム提供と、電通との協業案件等を担当(顧客は様々)。電通つながりで公共の案件を担当することもできる。やはり、電通関連の仕事が降りてくることは強み。売上、利益ともに好調。ISIDを引っ張る主力事業部。社員の半数が中途。案件の特性上情報公開は少ない。

ビジネスソリューションセグメント

人事、会計、経営管理等の基幹システムを提供。そのため、顧客の事業領域はどこでもいい。どこの企業にも提供できる。

各部門の状況

売上比率はバランスが良いが、ここ5年の状況を見ると以下の評価。製造、コミュニケーションITはかなり順調。ビジネスソリューションはまあまま順調。金融の先行きは少し不安。

◆強み

①製造業向け「iQUAVIS」
②連結会計ソフト「STRAVIS」
③幅の広さ
④その他

製造業向け「iQUAVIS」

自動車や精密機器などの複雑なシステムの開発をサポートするシステム。①製品の成り立ちをモデル化して可視化する機能。②部門間の開発プロセスを連携させ、開発計画を支援する機能。③ある個所を設計変更した際に、他の箇所にどのような影響、背反事象が起こるかを洗い出す機能。これら3つの機能が中心。トヨタ、日産、本田等の自動車、重工、医療機器などの国内大手製造業を中心に、130社以上が導入。

「 iQUAVIS 」は、現在も機能追加、拡充が進んでおり、今後も導入以外の仕事ができそう。「iQTeams」、「iQUAVIS-Wrike」、「iQUAVIS-MapleDOE」等。

2018年ISIDは、独フラウンホーファー研究機構と合弁会社を設立。フラウンホーファー研究機構はドイツ各地に75の研究所・研究施設を構え、約29,000人のスタッフを擁する欧州最大の応用研究機関。、欧州の製造業向けに、「iQUAVIS」事業展開し、世界市場でMBSE分野の標準装備になることを目指している。フラウンホーファーと日本企業の提携はISIDが初。 「iQUAVIS」は世界からも高く評価されている。

連結会計ソフト「STRAVIS」

連結決算とは、企業グループ全体の連結財務諸表のこと。例を出すと、三菱商事は、三菱商事単体での財務諸表だけでなく、グループ全体を合算した財務状況を出している。日本の会計基準では、連結財務諸表が義務化されていて、大企業はどこも必要。その連結決算ソリューションで、ISIDは日本を代表するシステム「 STRAVIS 」を持つ。ISIDはグループ経営管理ではかなりの実績。

現在日本で実績のある連結会計システムは、ISIDの「STRAVIS」と、他社の「DIVA」。国内シェアNO1の「DIVA」は、導入企業1000社弱。「STRAVIS」は950社。ISIDが業界TOPを争っていることが分かる。ちなみに言えば、DIVAの事業領域はかなり財務に偏っており、企業としてISIDとの差別化は容易。「STRAVIS」の導入企業は、三菱商事、伊藤忠商事、NEC、シャープ、ANA、鹿島建設、JTB、キリン等。裏から日本を支えているシステムである。

幅の広さ

【顧客の幅が広い。(業種、規模の幅)】
金融、製造業のシステム、大企業の基幹系システム、公共系のシステムも担当。業種の幅が広い。顧客の規模も、大企業から中小企業まで幅広い。これだけの幅があるのは、中堅レベルのSIerであること、業界を代表する製品を持つこと、電通との協力関係があることが要因と考える。

売上1000億という規模感の小ささと、大規模システムの一次請けを両立させる稀有な企業。兆や何千億を売り上げるSIerでは小規模システムは少ないし、中堅・小規模SIerでは、公共系や大規模なシステムは難しい。よって差別化可能。似たような企業あればぜひコメント欄で教えてください。

その他

人事管理システム「POSITIVE」

導入企業2700社を超える人事管理システム。導入企業は、トヨタ自動車、豊田通商、デンソー、三菱商事、ANA、ベネッセ、JTB、明治安田生命等。「STRAVIS」とともに、日本を代表する企業を裏で支えるシステム。競合は、オラクル、SAP、Workday等。調べればわかるが、どれもパッケージの作成が中心の会社で、十分ISIDの差別化要素になる。

X Innovation本部

業界横断の仕事をどんどんやっていこうという部署。そういう機能を持った部署は他のSIerにもあるが、大事な機能。特徴になるのは、研究機関としての役割の方。オープンイノベーションラボを筆頭に、すぐにはお金にならなさそうな面白い研究がいっぱい出てくる。研究領域がバラバラなところもいい。

◆弱み

①大規模システム
②中途採用
③海外事業

大規模システム

先ほど強み③で、中堅SIerながら大規模システムを一次請けでできると書いたが、さすがにメガバンクの勘定系等の超大規模なものの一次請けはさすがに厳しいだろう。また、普通の大規模システムも、経験豊富な大手SIと比べるとやや実績的に不利と思われる。日本最大級のシステム等をやりたいのであれば、さすがにNTTデータ、富士通等に行くべき。

中途採用

中途採用の割合が多い印象。電通案件のコミュニケーションIT事業部は、約半数が中途。ビジネスソリューションのうち、「POSITIVE」等を担当するHCM事業部は中途が約8割。売上自体は拡大しているので、それに合わせて採用したという可能性も考えられるが、新卒定着率が悪い可能性もある。もし、新卒が定着してるならば、中途が一部の事業部に偏っていることが新たな問題となる。疑問点は多く、座談会等で探ってみるべき。

海外事業

グローバルな働き方ができる可能性が高いとは思えない。海外に拠点はあるのものの、海外売上比率も公表しておらず、大きな売り上げはないと予想。採用ページでもグルーバルのアピールはあまりない。現段階では、海外をキャリアステップに入れるのは難しそう。

◆年収

30才721万
40才935万
OPRNWORK情報
平均993万(公式)

▷解説
SIerの中ではトップクラス。若手の期間もかなり高いと思われる。日本全体で見れば最高レベル。ただし、退職金が賞与に含まれて前払いされているので要注意。家賃補助は入社後から3年間のみ。新卒離職率を計算する3年と同じ期間なのは面白い(笑)。金額の情報はない。社宅や寮はない。全体的にかなり高い水準に感じるが、他の企業とはトータルで見て比較すべき。

◆残業

35.2H
↑OPRNWORK情報
26.5H(公式)

▷解説
openworkによると平均35.2h。企業の公式発表では2019年実績で26.5h。近年の働き方改革の影響を考えると、35.2hはないと予想。26.5hという数字はほぼ実態に近いのではないか。

他社と比較すると一日の標準労働時間が短いことも加味するべき。ISIDの標準労働時間は7時間。(NTTデータ7時間半、日立7時間45分、アクセンチュア8時間)

◆採用・インターン

2021年度56名
2020年度60名
2019年度39名


▷解説
採用人数は、近年拡大傾向。インターンは21卒は確認が取れているが、22卒はなかった気がする。コロナの影響だと思われるので、23卒は準備はしておくべき。

◆内定のコツ

一次面接のカード面接は鬼門だが、突破の確立を高める対策方法はある。自分で言うのもなんだが、現在世に出ている対策の中では最も有効な対策だと思う。
電通国際情報サービス・一次面接【カード面接の攻略法】

◆参照元・出典・データ元

◆会社概要
ISIDの株主上位10名
ISID役員の経歴一覧
前社長釜井氏経歴

◆事業内容
システム開発の企画、開発、PM(プログラマーとして働いた経験のある社員の話)
4つの事業フィールド
4つの事業フィールドここ5年の売上高と営業利益
コミュニケーションIT事業部の公共系案件
画像の出典:売上割合の図

◆強み
➤製造業向け「iQUAVIS」
「iQUAVIS」とは
日産とホンダが語る「iQUAVIS」
めちゃくちゃおすすめ記事
「iQUAVIS」(トヨタが採用していることのソース)
「iQTeams(アイキューチームズ)」
「iQUAVIS-MapleDOE」
自動車評論家ブロガーが語る「iQUAVIS」←かなり参考になります。
フラウンホーファー研究所とは
フラウンホーファー研究所とISIDが合弁会社設立

➤連結会計ソフト「STRAVIS」
連結決算ソリューションとは
「STRAVIS」導入企業一覧
競合製品DIVA【国内シェア情報も】
DIVA導入企業1000社弱
競合他社株式会社DIVAの事業領域

➤その他
「POSITIVE」
「POSITIVE」導入企業一覧
「Xイノベーション本部」
イノベーションラボ

◆弱み
HCM事業部(ビジネスソリューションセグメント)中途社員割合

◆年収
独身寮・社宅の有無、家賃補助

◆残業時間
ISID標準勤務時間・残業時間
日立標準勤務時間
アクセンチュア標準勤務時間
◆採用・インターン
直近5年採用人数
◆内定のコツ
一次面接・カード面接の攻略法

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