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大塚商会【強み・弱み・採用・残業・年収・完全解説】

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◆会社概要

➤完全なる独立系SIer
➤一族経営
➤売上高7504億円、従業員数7429人

完全なる独立系SIer

大手SIerの中では珍しく、巨大なグループに属さない完全な独立系。NTTデータ、NRI、伊藤忠テクノ、NSSOL等、大手のほどんどが巨大グループの一員としてSIerをやっているが、大塚商会はそのような巨大なグループには属さない。大塚製薬、大塚家具とは全くの別会社。独立系というイメージがそのまま当てはまる会社。

一族経営

創業者は大塚実氏。現社長の大塚裕司氏は実氏の実息。株主順位7.8位である、大塚照恵氏、大塚惠子氏も、創業者一族の可能性が高い。元大塚商会グループで、現在は独立した(株)サイオスの取締役に就く大塚厚志氏も一族の可能性が高い。 (このお三方に関しては一族という確定的なソースはない。)ただし、現在の大塚商会の役員には、大塚姓の方は存在せず、がっつり同族経営という感じもしない。

売上高7504億円、従業員数7429人

全体の売上高で言えば、NRIやCTCよりも高い。SI事業だけでも5000億程度はあり、日本を代表する大手SIerと言っても間違いではないと思う。従業員数も多く、立派な大企業。ただし、顧客の8割が売上10億円以下の中小企業。そのため、みなさんが良く知る大手SIerは、ほとんど主要な競合にならない。

【売上高目安】
富士通3兆、NTTデータ2兆
大塚商会7000億
NRI、CTC5000億
SCSK、NSSOL3000億
ISID、オービック1000億

◆事業内容

①SI事業
➤②オフィス用品サービス
➤SEと営業(個人レベルでの業務)

SI事業

いわゆるSIer的事業。顧客に合わせてシステム構築と導入、保守運用を行うPCやコピー機等の機器もまとめて導入できる点と、「たよれーる」という、IT関連のなんでも相談サービス事業が、SIerの業務にプラスして存在する。顧客の業界や規模感は、①と②の事業合わせて後述。

オフィス用品サービス

「たのめーる」は、コピー用紙やトナーなどの消耗品から文具、オフィス用品を迅速に届ける通販サービス。また、名刺などの印刷物、生活用品、介護用品などラインアップもかなり幅広い。法人でけでなく、個人も利用でき、文具、食料品、日用品、家電、美容健康品ときりがない。

事業の主要顧客

出典:https://www.otsuka-shokai.co.jp/corporate/ir/media/arj2019-000.pdf

顧客の規模感は、中小企業が顧客数の8割。売上高の金額的には、100億円以下の中小が5割程度を占める。

出典:https://www.otsuka-shokai.co.jp/corporate/ir/media/arj2019-000.pdf

中小企業を幅広くおさえていることもあり、顧客の業種もかなり多様。

エンジニアと営業(個人レベルでの業務)

【SE】
大塚商会のSEは、ITシステムの開発、導入支援、要件定義と幅広く行う。ただし、一次請けが多く、上流工程が中心になる。この点は他の大手SIと同じと思われる。パッケージ製品のカスタマイズが中心と思われ、スクラッチ開発の仕事がどれほどあるかどうかは不明。社員の方に確認すべき。

【営業】
大塚商会の営業は、他の大手SIerとは少し異なる。SIと関係ない営業がたくさんいる。大別すると、担当地域を受け持つ営業と、顧客業界を受け持つ営業の2つ。
①担当地域が決まっている営業
・エリア営業(コピー機を中心に全商品営業)
・ITシステムや通信の営業
・たのめーる営業

②顧客業界が決まっている営業
・上場企業・官公庁・学校の営業(取り扱う商品は、おそらく全商品)。

おそらく、大手SIerの営業のイメージと合致するのは、「ITシステムや通信の営業」や②の部署の一部と思われる。

◆強み

①中小企業向けSI
②営業力

中小企業向けSI

【最強の中小企業向けSIer】
SI事業で5000億円もの売上を誇る企業の中で、中小企業を中心に事業を行っているのは大塚商会ぐらいだろう。この強みだけでも、大塚商会1社に絞れる志望動機が書ける。

年商500億円未満の中堅・中小企業が、業務システムを委託/購入したSIerの中で、売上金額が多かった企業の順位が以下の通り。みなさんが良く知る大手SIerは軒並み惨敗。
1位大塚商会12.5%、
2位NTTデータ8.8%。
3位以下はいずれも5.3%以下。

出典: https://xtech.nikkei.com/it/atcl/news/14/110601779/100500332/

【1位大塚商会12.5%、2位NTTデータ8.8%】
このリサーチ上のNTTデータは、系列企業を含んでいる。つまり、NTTデータ本体が担当する中小企業案件は8.8%以下。各子会社にそのシェアは分散されると予想できる。その反面、グループ企業をほとんど持たない大塚商会のシェアは、大塚商会本体が叩き出した数字に近いと推測できる。

また、このリサーチは年商500億以下を調査対象としているが、大塚商会の売上の50%程度は、年商100億円未満の企業との取引。つまり、小さい企業になればなるほど、大塚商会が持つシェアは、圧倒的になっていくと思われる。

営業力

【扱う商材の広さからくる営業力】
コピー機、蛍光灯、文房具、オフィス家具等、SI事業と全く関係のない分野でも顧客を獲得できる。そして、そこで獲得した顧客にシステムを売ることができる。逆も然りで、システムと組み合わせて、その他の用品の紹介をすることも可能。ITをトータルサービスするSIerの枠をさらに超えて、オフィス自体をトータルサービスできる。だからこそ、他の大手SIerとは、営業の内容で差別化できる。

【新規開拓する営業力】
大塚商会は、取引のない企業に対してひたすら電話をかけ、アポイントを取るような営業もある。売上高で大塚商会と並ぶレベルの大手SIerで、このような営業スタイルを取っている企業を聞いたことはない。

また、支店も多く、社長は「地域営業部主体の運営をさらに深化させる」とも述べており、他の大手SIerとは地方での営業力で差別化できるだろう。

◆弱み

①比較的SEが少ない
②自社ブランド
③SIの実態が見えない

比較的SEが少ない

SI事業以外も行っていることから、他の大手SIerと比較するとSEの割合が少ない。
・会社全体(SE) 
39.3%(3582/9119名)
・新卒採用(SE) 

2019年14.2%(51/360名)
2020年19.0%(68/357名)

このように、同業他社と比較しても少なめの印象。新卒採用だと、その数字はさらに下がる。SEは中途の人材が多いのだろう。弱みというよりも、SE志望の学生は注意するべき点。

自社ブランド

SI事業の実態が見えにくい

他のSIerが行うような、SI事業がどれほどの規模感で行われているかは不透明。

大塚商会の売上高は、SI事業と、サービスサポート事業で分かれている。しかし、大塚商会公式がセグメント分けした「SI事業」には、コンピューターや複合機(コピー機等)の販売額が含まれている。年間で4万台の複合機、80万台のコンピュータを販売しているため、少なく見積もって500億程度は、これらの販売だろう。外部からは実態が捉えにくい。

このように、従来の主力であったOA機器の販売をSI事業というセグメントに含めるため、いわゆるSIer的な仕事がどれだけの規模で行われているのかは分からない。ただ、SEの従業員数で考えると3000億~3500億ぐらいかなと予想(あくまで参考レベル)

◆年収・家賃補助

【年収】
30才661万
40才788万 (OPRNWORK)
平均851万(公式)

大手SIerの中では、中の上くらいか。国内全体で見れば高給。公式HPが紹介する年収試算の例は、26才500万、30才730万、33才820万

有価証券報告書の平均が851万で、平均年齢が41才前後。契約社員の割合が10%程度と考えると、公式の見解も現実的に狙える数字ではないかと思えてくる。営業はインセンティブがあるものの、SEは大きな変動はないと予想。

【家賃補助】
首都圏     2万5000円。
関西、中部地方 1万8000円。
その他     1万円。
他の大手SIと比較するとやや渋めか。

◆残業

35.4H(OPRNWORK)

OPRNWORKによると35.4時間。営業の回答数は500名で信頼性は高い。SEも同じくらいの残業時間が出ているが、やはり時期と状況に左右される。

◆採用

大手だけあって採用人数は多いが、前述の通り、営業が圧倒的なボリューム層。

インターンは22卒、21卒ともに確認済み。選考直結、早期選考を全面に打ち出している。志望度が高い人は行くべき。

◆参照元・出典元・データ元

➤冒頭
大塚商会歴史

➤会社概要
国内のパソコン出荷は大塚商会が1割
たのめーる取り扱い商品
大塚商会と大塚家具、大塚製薬の関係
売上高国内183位
大塚商会の前社長と現社長
大塚商会株主の状況
元グループ会社サイオスとは
大塚厚志氏が大塚商会の株も所持していることのソース
売上高

➤事業内容
SI事業とサービスサポート事業の中身
▷SI事業
SI事業の事業内容
▷顧客
画像の出典(画像2つとも13ページ)
2000年代初頭の顧客企業
大塚商会の顧客の8割は年商10億円以下
具体的な顧客事例
▷営業とSE
SEの種類
営業の種類
エリア営業のイメージ(動画)

➤強み
▷中小企業向けSI事業
中堅・中小企業向け販社/SIerシェア調査
出典画像のURL(日経X)
調査会社ノークリサーチのURL
▷営業力
事業所拠点一覧
支店網の拡大

➤弱み
▷SEの数が少ない
新卒採用の営業とSEの割合
前従業員に占めるSEの割合
▷自社システムが少ない
重点戦略事業の概況(SMILE2020年売上高)
SMILE2006年売上高(保守運用含む数字)
アプリケーションエンジニア5人の社員紹介
富士通のラインナップ
NTTデータのラインナップ
「SMILE」の高い評価

➤年収
30代40代年収
有価証券報告書による平均年収
公式HPによるモデル年収
10%が
家賃補助額
家賃補助以外の福利厚生(休暇等)

➤残業時間
残業時間
社員による勤務時間の口コミ(公式)

➤採用・インターン
インターン参加者の優遇

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