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日鉄ソリューションズの日本一詳しい企業研究【強み・弱み・事業内容・採用・年収・志望動機】

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本記事の内容

本記事では、日鉄ソリューションズの同業他社と比較した強み、弱みを独自の視点で解説します。当サイトは、この分析を基に、選考を受けた全てのSIerで選考を通過しました。

本記事の視聴対象者は以下の方です。
・日鉄ソリューションズに興味がある方。
・日鉄ソリューションズの選考を受ける方。
・日鉄ソリューションズの詳細な企業分析を行いたい方。
・他のSIerと差別化ができず困っている方。
・SIer業界に興味がある方。

日鉄ソリューションズとは

  • 親会社に国内最大の鉄鋼メーカ「日本製鉄」を持つSIer。親会社は10年間拡大を続け、近年は利益率も好調。ただし、親会社向けのシステムは売上の20%であり、SIerとしてきちんと独立した企業である。

参考資料
https://toyokeizai.net/articles/-/722818?page=4
https://www.nipponsteel.com/recruit/hq/company/data/
https://www.nipponsteel.com/ir/library/settlement.html
https://www.nipponsteel.com/ir/library/pdf/nsc_jp_ir_2023_all_a3.pdf
https://toyokeizai.net/articles/-/681487?utm_source=yahoo&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&utm_content=related
https://www.buffett-code.com/industries/12

  • 売上高は国内のSIerで13位。NTTデータや富士通、日本IBM等の超大手ではない。ただ、大手SIerと呼んでも問題はない。同じ規模感の企業は、BIPLOGYやSCSKである。
  • 正直、直近15年の売上高の伸びは、他社と比較してかなり物足りなく、競合に差をつけられている。利益率は常に10%前後をキープしていることから、利益率を高く保てる範囲でリスクを回避して拡大を行う企業と推察。

参考資料
https://www.nssol.nipponsteel.com/ir/securities.html
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2327/yuho_pdf/S100R04V/00.pdf
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2327/yuho_pdf/S0000KMR/00.pdf
https://www.nssol.nipponsteel.com/ir/report/pdf/2008_03_final_presentation_J.pdf

事業内容

  • 業種別売上構成の通り。
    実際に各業種別の事例を見ても、大体どこの領域でも事業ができる会社だと分かる。中でも親会社のビジネスと親和性が高い「製造」「流通」分野は特に強い。製造業を親会社に持つSIerとしては、最も親会社の規模が大きい企業であり、そのフィールドで仕事ができる希少性は高い。
  • システム開発の上流から保守運用までを一貫して担う。
  • 日鉄ソリューションズ本体の社員は、特に要件定義や設計等の上流工程を中心に従事すると考えられる。要件定義や設計だけでなく、開発以降のフェーズに携わる場合も、作業者のマネジメントを行うポジションが中心と想定される。

強み

  • NSSOLが超得意とする製造業に、ローカル5Gを組み合わせた事業が特徴的。
  • ローカル5Gは地域や個別の様々なニーズに応じ、企業や自治体が個別に運用できる5Gネットワーク。従来のWi-Fiより高速、広範囲で、独自ネットワークによる高いセキュリティを実現できることがメリット。

参考資料
https://www.nssol.nipponsteel.com/ss/5g/
https://www.nssol.nipponsteel.com/press/2020/20200812_133000.html

  • ローカル5Gを利用することで、工場内で取得した高精度で大容量のデータをリアルタイムに通信し、分析を行うサーバに集約することができる。また、リアルタイムで大容量の通信が可能であることから、工場機器の遠隔運転や工場のデジタルツイン化も可能になる(バーチャル上に試験用の工場を作成して未来予測等ができる)。

    これまでの通信ではシステム的には実施可能な動作であっても、通信の要件不足から実施できないものが多くあった。それを可能にするのがローカル5Gである。
  • 自社で通信機器のハードウェアを製造していないNSSOLにとって、ローカル5Gの実現には無線機器ベンダと協力が不可欠だ。しかし、この点でもNSSOLは他のSIerをリードしている。
  • 世界3大無線NW機器ベンダであるNokiaが日本で唯一提携しているのがNSSOL。5Gと言えばEricsonかNokiaの2強であり、他のSIerでこれほど強固な関係を結んでいる企業は知らない。
  • 公開情報だと、金融の市場系システムはSIer業界の中でもTOPクラス。特に「TSSummit」という市場系システムの導入に定評がある。
  • 「TSSummit」は、 国内で20行以上の導入実績があり、全世界で150以上の大手金融機関が利用。2017年にFSBが発表した「システム上重要な金融機関」30行のうち10行以上がユーザ。「TSSummit」は、NSSOLのシステムではないが、公開情報からは他のSIerが取り扱っている様子はない。

参考資料
https://www.nssol.nipponsteel.com/ss/detail/tssummit.html

  • 念のため金融システムの全体像を解説する。システムの中心はあくまで基幹系システム。その中でも、主役中の主役は勘定系。NTTデータ、日立、IBM、富士通、NRIといった大御所は勘定系で戦争中。そこで、NSSOLやCTC等のTier2のSIerは少し外した市場系や国際系、周辺系等を手堅く狙っていると思われる。
  • 就活生にあまり知られておらず、会社もあまりアピールしていないが、鉄道関連のシステムもNSSOLならではの超得意分野。列車運行に対して豊富な業務知識がある企業として、鉄道会社からも評価されている。
  • 設備管理や輸送計画を始め複数分野の鉄道システムの導入実績。JR西日本のレールを管理するシステムはNSSOL。JR東海のリアルタイム旅客案内情報もNSSOL。

参考資料
https://www.nssol.nipponsteel.com/casestudy/assets/casestudy-02883.pdf
https://www.nssol.nipponsteel.com/casestudy/02883.html

弱み

  • 2012年から2023年にかけての売上高の伸び幅を見ると、日鉄ソリューションズは競合と比べて伸びが悪いことが分かる。
  • 利益率は常に10%前後であり、競合他社と比較して高く推移していることから、利益率を保てる範囲での拡大を目指す、リスク重視の経営と予想できる。
  • これは良い面もあれば、悪い面でもある。これまでのノウハウがあり、ある程度計算できる領域の業務に注力するだけでは、今後の業界の変化に取り残される可能性がある。
  • SIer共通の課題である、コンサル化と最先端技術を活用したDX事業で存在感を保つための取り組みができているかは、注目して調べる必要がある。

参考資料
https://www.scsk.jp/ir/library/valuable/pdf/scsk/yuho202303_4Q.pdf
https://www.scsk.jp/ir/library/valuable/pdf/scsk/yuho201203.pdf
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2327/yuho_pdf/S000BA0F/00.pdf
https://www.tis.co.jp/documents/jp/ir/finance/securities_report/report_2023_4.pdf
https://www.tis.co.jp/documents/jp/ir/finance/securities_report/report_2403_4.pdf
https://www.ctc-g.co.jp/company/ir/cont_file_dl.php?af=%E6%9C%89%E4%BE%A1%E8%A8%BC%E5%88%B8%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8&f=SECURITIES_REPORT_24.pdf&src=[%0],[%1]&rep=9,24
https://www.ctc-g.co.jp/company/ir/cont_file_dl.php?af=%E6%9C%89%E4%BE%A1%E8%A8%BC%E5%88%B8%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8&f=SECURITIES_REPORT_12.pdf&src=[%0],[%1]&rep=9,12
https://www.biprogy.com/invest-j/uploads/79yuho_v2.pdf
https://www.biprogy.com/invest-j/uploads/68yuho.pdf
https://ir.nri.com/jp/ir/library/securities/main/07/teaserItems1/0/linkList/0/link/File024079771.pdf
https://www.fsi.co.jp/ir/library/docs/securities_report/53yuuka.pdf
https://www.fsi.co.jp/ir/library/docs/securities_report/42yuuka.pdf
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2327/yuho_pdf/S100AHCG/00.pdf
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2327/yuho_pdf/S100IT8B/00.pdf

  • 売上高の比較や公開情報から推測すると、他の大手と比べて業界を独占するような大規模システムは少ないと思われる。そのようなシステムに携わりたいと考える人には向かない。
  • 一方で、システムが大規模で開発サイクルが長すぎることを避けて、超大手と同様の顧客幅の広さは持ちつつ、中規模のシステムに携わることはできそう。これは個人の志向によって強み弱みの捉え方は変わる問題である。

年収

  • 2017年834万円。2020年844万円。2023年869万円。
  • 大手SIer業界の中では普通かやや低い方。ただし、超大手SIerの各社と比較しても、大きな差はないため、給与が理由で志望をあきらめる必要はない。
  • 弱みで述べた会社の経営方針とも関わるが給与の伸び幅は堅実で、他社の伸びに追従できるかどうかは不透明。

労働環境

  • 平均勤続年数は政府に提出しておらず、非公開。有価証券報告書のデータでしか分からない。このデータだけを見ると短い。
  • 育休取得率は断トツの1位。日本国内でも屈指に男性が育休を取りやすい環境。91.3%は圧倒的な数字。有休の取得率は業界では中盤だが、取得しやすいと考えて問題はない。

採用情報

  • 2022年度147名。2021年度164名。2020年度152名。
  • 例年150名程度を採用。超大手のSIerと比較して採用人数は3分の1程度。枠は少ないが、それらの競合と比較すればライバルは減る。150名であれば十分狙える数。インターンも早い段階から複数回実施されるため、志望する場合は参加必須。
  • 当チャンネルでは志望動機の段階で明確に部署名までこたえられる状態を推奨している。しかし、日本各地に工場を持つNSSOLの場合は部署の勤務地を把握した上で、志望動機を述べないと、思わぬ勤務地に配属される可能性があるので注意。Ex.鉄鋼(八幡/大分/山口),DX(港区/横浜) ITインフラ(三鷹/名古屋/大阪)
  • 内定までに必要なステップは、下記の動画または記事をご覧ください。

参考資料
https://www.nssol.nipponsteel.com/is/
https://jsd.jposting.net/nssol-career/

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